リニア工事で発生する残土置き場について「ツバクロ」で最終確認へ 静岡市のリニア協議会

リニア工事で発生する残土を置く候補地のツバクロについて、環境への影響を評価する静岡市の協議会はおおむね議論が終了し、最終的な確認段階に入りました。

リニア工事で発生する残土について、JR東海は静岡市葵区の大井川上流部に位置するツバクロを置き場の候補地にしていて、静岡市の協議会が安全性を議論しています。

去年12月の協議会では、委員からツバクロ上部の沢の排水をどうするのかという疑問や、地震が発生したときの安定性について、検討が不十分という指摘が出ていました。

そして18日の協議会で、JR東海は排水工の設置範囲を修正して水がしっかり流れるような計画案を示し委員はおおむね了承しました。

一方で地震の際の安定性については、盛り土規制法などに基づいて委員とJR東海が解析中だということで、その結果と対策が改めて協議会で示されるということです。

静岡市の難波喬司市長は。

静岡市 難波喬司市長:
「全体としては問題ない。解析結果が出て、対策を取ったら最終確認ということになる」

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