有料英語学習サービス、利用者最多は「オンライン英会話」

現在、利用している英語学習サービスは?

20代以上が利用する有料の英語学習サービス・教材のうち、もっとも利用されているサービスは「オンライン英会話」、次点は「アプリ」であることが、「ミツカル英会話」が2024年6月19日に発表したアンケート調査結果から明らかになった。利用するサービスにより選んだ理由も異なり、英語学習に対価を支払う際の判断基準の傾向がみられる。

リセマムが運営する英会話に関する情報サイト「ミツカル英会話」は、5月23日~30日にかけて英語学習に関するアンケート調査をインターネットで実施。現在、英語(または英会話)学習において、有料サービス・教材を利用している男性806名・女性678名、計1,484名の回答を得た。回答者は約7割が20~30代、男女比はほぼ半々、約8割がフルタイムの会社員または公務員となっている。

現在、利用している英語学習サービスでもっとも多かったのは「オンライン英会話」51.2%。ついで、「アプリ」46.9%、「英会話教室」36.2%、「教材、本、テキスト」28.2%、「英語コーチング」22.0%と続いた。コロナ禍以降、急速に利用者が増えた「オンライン英会話」が引き続き支持されており、「英会話教室」よりも「アプリ」利用者が多い点から、現在の英語学習の傾向が感じられる。

それぞれのサービスを利用している理由をみると、英会話教室は「直接対面で英会話を学んだ方が成長できそうだから」61.3%、オンライン英会話は「英会話教室より料金が安いから」59.1%、アプリは「何となく気軽に始めやすいから」64.2%がそれぞれ最多に。

オンライン英会話とアプリは「料金」や「対人」面から、人目を気にせず始めやすい点が支持されている。一方で、英会話教室は「学習の効果」を重要視している傾向がみられる。英語コーチングを選んだ理由では「短期間で必ず英語レベルを上げないといけなかったから」50.9%となっており、対人レッスンの方が英語力はアップできると感じている人が多いようだ。

お金を払ってまで英語を学ぼうと思った理由については、「将来へのスキル投資として始めようと思った」がもっとも多く46.9%。ついで、「英語を話せるとかっこいいから」37.3%、「習い事として始めようと思った」25.8%、と続き、小さなきっかけで英語学習を始めているケースも多いことがわかる。

英語学習サービスを選ぶうえで重要視しているポイントは、「料金が安いか」35.3%、「毎日学習しなくても大丈夫か」35.0%、「短期間で成長できるか」34.7%の3点にほぼ同等の票が集まった。また、全回答者の約8割にのぼる1,186名は、友人、家族、会社の同僚などに英語学習を推奨したい、と回答した。

アンケート結果の全文は、ミツカル英会話のWebサイトにて見ることができる。ミツカル英会話では、英語学習法のトレンドやランキング記事、調査レポートなど、英会話に関するさまざまな情報を提供している。

畑山望

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