ゲーム『アンリアルライフ』とホテルがコラボ 5人のピクセルアーティストが客室を監修

アドベンチャーゲーム『アンリアルライフ』を手がけたクリエイター・hako 生活さんの新作を遊べる企画が、ホテル アンテルーム 京都で開催される。

6月23日(日)より、ホテルの客室で5組のピクセルアーティストが監修したアートルームを期間限定で展開する企画の一環となる。hako 生活さんは『アンリアルライフ』のコラボルームを監修しており、コラボルームに宿泊することで新作を遊ぶことができる。

hako 生活さんは6月19日にXにて「アーケード版のVoltaを作ってみました。避けて避けて打ちまくる超短編シューティングです」と告知。プレイ映像を公開した(Voltaは『アンリアルライフ』に収録されているミニゲームのこと)。

なお、現在ホテルの公式サイトでは、hako 生活さんをはじめ、m7kenjiさん、ヘルミッペ(Hermippe)さん、モトクロス斉藤さん、nakajimaさんが監修したアートルームの宿泊予約を受け付けている。

ホテル アンテルーム 京都では企画展「art bit」も開催

6月23日から9月7日(土)にかけては、ホテル アンテルーム 京都のギャラリーで入場無料の企画展「art bit - Contemporary Art & Indie Game Culture -」も開催される。

本展はホテルと日本最大級のインディーゲームの祭典「BitSummit」と連動企画。「2D or not 2D」をテーマに、現代アーティストたちの作品と、インディーゲームの作品群を展示する。

『アンリアルライフ』で一躍名が広まったゲームクリエイター・hako 生活

hako 生活さんは、アドベンチャーゲーム『アンリアルライフ』の開発者として知られるゲームクリエイター。

4年の歳月をかけ、たった1人で開発した本作は、記憶喪失の少女・ハルが喋る信号機「195」と共に、わずかな記憶と「青い本」を頼りにして「先生」を探すために、夜の街を進むという内容のゲームだ。

静謐な夜の町を表現した美しいピクセルアートや、ゲームとしての高い完成度が評価され、第24回文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門新人賞を受賞した。

リリースと同時にゲーム開発会社・room6とインディーゲームレーベル・ヨカゼを立ち上げてブランドマネージャーに就任。2023年には、同レーベルから『アンリアルライフ』のNintendo Switch版ソフトを発売している。

はなぶしと新作『ピギーワン SUPER SPARK』を制作中

hako 生活さんは現在、新作ゲーム『ピギーワン SUPER SPARK』を制作中。

イラストレーター/アニメーターのはなぶしさんが生み出したオリジナルコンテンツ『ピギーワン』のゲーム化作品となる。

2022年11月〜12月に実施したクラウドファンディングでは、目標金額800万円を大きく超える約2600万円が集まった注目作だ。

2024年5月には、ついにSteamのストアページが公開されて話題になった。リリースは2025年予定している。

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