青森・大鰐町の火災から一夜 原因を調査 少なくとも18棟が被害

青森県大鰐町の中心街で、少なくとも18棟が燃えるなどした火災から一夜。現場では20日朝から、警察と消防が火が出た原因を調べました。

警察や消防によりますと、19日午後1時ごろ、大鰐町大鰐の「新宅製材所」から火が出ました。

消防車両15台以上が出動し、火はおよそ7時間半後に消し止められましたが、木造一部2階建ての製材所の作業場を全焼し、付近の住宅などにも延焼しました。

この火災によるけが人はいませんでした。

【西田俊明記者】
「一夜明けた火災現場です。辺りには今も焦げ臭いにおいが漂っています」

現場では、午前9時半ごろから警察や消防が実況見分をして、火が出た原因や被害の規模などを調べました。

【東日本放送 高田有優美カメラマン】
「きのう大規模な火災が発生した大鰐町です。町の一角が広範囲にわたって焼け焦げてしまっています」

消防や町によりますと、午後5時現在、飛び火などを含めて少なくとも18棟に被害が出ていて、全焼が13棟、半焼が1棟、一部が焼けるといった被害が4棟で確認されています。

【通報した人】
「この焼け跡の家の跡を見れば、本当に心がなんだか痛んで」

町が開設している避難所には一時、9人が避難していて、午後5時現在も2人が避難を続けています。

© 青森朝日放送