サービス報酬の不正受給など「恵」の問題受け障害者団体が県に要請書提出 「利用者の行き場確保を」

テレビ愛知

障害者向けのグループホームを運営する「恵」の一部の事業所に対し、愛知県などが指定を取り消す方針であることを受け、障害者団体が6月20日、利用者の入所先を確保するよう愛知県に要請しました。

「恵」をめぐっては、2億円を超える食材費の過大徴収や、サービス報酬の不正受給が明らかになっていて、愛知県や名古屋市は6月中をめどに5つの事業所に対し「指定取り消し」などの行政処分を検討しています。

20日は3つの障害者団体が県に要請書を提出しました。5つの事業所には、約200人の利用者がいて、要請書では、行政処分で事業所の運営が終了した後、すべての利用者の行き先を確保することなどを求めています。

愛知県障害者の生活と権利を守る連絡協議会 藤井信明さん:
「(利用者や家族はグループホームを)あちこち探してようやく見つかったのが『恵』。この問題で、利用者の行き場がないという状況については、絶対やってくれるなと」

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