叡王戦第5局 藤井”八冠”は1勝2敗から盛り返すも敗北 伊藤七段は3度目の挑戦で初タイトル

テレビ愛知

瀬戸市出身の藤井聡太八冠が防衛4連覇を目指す、将棋の八大タイトルの1つ「叡王戦」の第5局が、山梨県甲府市で行われました。

藤井八冠に対するのは、同い年の伊藤匠七段です。午前9時から始まった対局では、先手の藤井八冠が2六歩を指し、後手の伊藤七段が8四歩と応じました。

藤井八冠が1勝2敗と崖っぷちの状況で迎えた、前回5月31日の対局では、藤井八冠が勝利を飾り、2勝2敗と星を五分に戻しました。第4局で勝利を飾った藤井八冠は…

藤井聡太八冠:
「ひとまず最終局に持ち込めたのはよかったが、次も大事な1局になるのでそちらに向けても状態を整えたい」

対する伊藤七段は、2023年の「竜王戦」、2024年の「棋王戦」で藤井八冠に挑戦しましたが、いずれも敗れています。藤井八冠がタイトルを死守するのか、それとも伊藤七段が3度目の挑戦で初めてタイトルを獲得するのか。

また、タイトル戦で話題になるのが、勝負メシです。昼食に選んだのは、藤井八冠が「天ぷらそば御膳」と「ウーロン茶」。伊藤七段が「特製カレーライス」と「アイスティー」でした。

叡王戦第5局は、午後6時30分頃に決着がつき、藤井聡太八冠は伊藤匠七段に敗れました。八冠陥落です。藤井八冠がタイトルを失うのは初めてで、自身のタイトル連続獲得記録は22でストップしました。一方の伊藤匠新叡王は初めてのタイトル獲得です。

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