宮若市の塩川秀敏市長の職員へのパワハラ・セクハラ問題が20日、一つの区切りを迎えました。
「おう!」「すみませんで済むか!!」
携帯を触っていた職員へのパワハラが去年11月に明るみに出た塩川秀敏市長。
当初は強気とも取れる弁明が聞かれました。
「相手が激励と思ってくれれば別にパワハラではない」
しかし・・・。
「私自身が私自身の言動を変えていくことが一番大事」
ほかにも数々の不適切な言動が明らかとなり、世間の厳しい批判を受けて自身の非を認めました。
去年12月から百条委員会による調査も進められ、6月議会最終日の20日、職員へのハラスメントが合わせて8件あったなどとする報告書が、賛成多数で可決されました。
報告書では、身の処し方や今後の行動について市長自身で考えるべきとされ、塩川市長は議会終了後、職員や市民に改めて謝罪しました。
塩川市長「進歩は反省の厳しさに正比例する。皆さんから納得いただける職場を作るために働いていくことが一番厳しい反省と私は思っている」
宮若市民の男性「世の中に合わせる気持ちを少しでも持たれるなら、支持をする方は増える」
身の処し方については「今後も責務を果たしていく」と飽くまで辞職は否定した塩川市長。
人権などに関する書籍を10冊近く読み、ハラスメント研修を受けているなどと言います。
しかし、職員や市民の信頼を取り戻せるかは、今後の自身の行動にかかっています。