5月台湾輸出受注、前年比+7.0%で予想上回る AIブーム追い風

[台北 20日 ロイター] - 台湾経済部が20日発表した5月の輸出受注は前年同月比7.0%増の488億9000万ドルで、予想を上回る伸びを示した。人工知能(AI)ブームが引き続き追い風となっている。

ロイターが集計した予想は6%増。4月の10.8%増は下回った。

経済部は「ハイパフォーマンスコンピューティングやAIなどの新しいアプリケーションが加速し続けることで、輸出の成長の勢いが支えられるだろう」と指摘。「われわれの半導体産業とサーバーのサプライチェーンには競争力がある」とした。

5月の輸出受注の内訳は、電気通信製品が前年比11.4%増、電子製品が9.2%増。

国・地域別では中国からが10.1%増(前月は16.3%増)、米国は3.1%増(同11.8%増)、欧州からは横ばい(同0.2%減)、日本は15.1%減(同10.5%減)だった。

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