この使用前後の差よ…三角形の棒状ドライヤーを使ってみたら期待以上だった

By GetNavi web編集部

お風呂から上がってサッパリしたのに、ドライヤーで熱風を浴びているうちにまた汗ばんでくる……。夏場の悩みの一つですよね。放っておいても暑さで乾くだろうと、つい自然乾燥に任せてしまい、髪が傷んでしまいがちです。

No.(ノードット)社のブランド「Noend」が手掛ける「Air Blow Stick(エアーブロースティック)」は、熱ではなく「風速」で乾かすため、かかる時間とダメージを抑えて「ヘアドライを、ヘアケアの時間」に変えてくれるそう。実際に、一般的なドライヤーの仕上がりと比べてみたところ、ツヤやまとまり方が段違い! 使用感をレポートします。

↑(左から)一般的なドライヤー使用後、Air Blow Stick使用後

パッケージはマットな厚紙箱で、贈答用にもぴったり。見た目の重厚さに反して、スティック本体は軽いです。

↑パッと見ただけでは「ドライヤー」とは思えない、スタイリッシュな形

「スティック」と名がついているだけあり、ドライヤーらしからぬたたずまい。折りたたむ必要がないので、持ち運びに難がないですね。

さっそくヘアドライしていきます。筆者の髪は、鎖骨下くらいまでの長さ。説明書にある通り、前もってタオルドライをしておきます。デジタルパーマをかけているので、髪のツヤに加えて毛先のカールの仕上がりも気になるところです。

↑スティック上部にある電源ボタンを押して起動

5つのモード(60℃、90℃、120℃、冷風、温冷循環)と、3段階の風速調整で、計15モードから使い分けできます。選択肢がありすぎて迷うくらいですが、まずは温度・風速ともにMAX(120℃・風速62メートル/秒)で一気に乾かしていきます。電源ボタン下の温度計マークで温度を、その下にある風車のようなマークを押すことで風速を変えられます。

電源ボタンを押した瞬間から勢いがあり、濡れ髪でも一気に後ろへ流される感じがありますが、風速最大でもマイルド。顔に当たっても「熱くて痛い」とは思いませんでした。ただパワフルな分、音もやや大きい印象です。

電源コードを除いた重さは「330g」で、手首にあまり負担を感じません。縦に長い噴射口がスティック上部についており、肩より上にドライヤーを持ち上げ続けなくても、まんべんなく髪を乾かせます。

↑握りやすく、手になじみます。噴射口はスティック上部にあり、縦に細長いですが、風速・風量ともに十分でした

3分ほどで、手櫛ですいた時の濡れ感が薄くなり、大体乾いてきました。この時点で既に、びっくりするほどの指通りの良さ! 「こんなに髪、柔らかかったっけ?」と衝撃を受けつつ、仕上げに冷風モードへ切り替えます。120℃でもそこまで熱くありませんでしたが、冷風にした途端にぐっと涼しくなりました。段々とツヤも出てきたような……。

完璧に乾くまでかかった時間は、約5分半。一般的な機能のドライヤー(5000円ほど)を使い、同じ条件で乾かした場合は7分半でした。仕上がり比較はこの通りです。いずれも、最後にヘアブラシをかけましたが、トリートメントなどは一切使っていません。全体のまとまり具合はもちろんですが、毛先のカールにまでこれほどの差が出るとは、と驚きました。シルエットが別人のようです。

Air Blow Stick使用時は風呂上がりの洗面所で、やや蒸し暑い環境。それでも、汗をかき直してしまった感じはありませんでした。

3万4800円(税込)と少々値が張りますが、使いやすさに乾燥時間、仕上がりのツヤ感を見ると、納得の価格ではないでしょうか。

↑Air Blow Stick

■商品詳細

商品サイズ:41×47×287mm(電源コード除く)

商品重量 :330g(電源コードを除く)

風量 :最大3.05 m3/ 分

風速 :最大62m / 秒

風速モード:48m、54m、62m

温度モード:60~120℃、冷風

消費電力 :最大風速最高温モード → 1200W/最小風速最低温モード → 65W

騒音値 :最低風速の騒音値: ≤76dB/最高風速の騒音値: ≤80dB

© 株式会社ワン・パブリッシング