古巣との対戦控える大谷翔平に米記者が粋な演出! エンジェルス時代の”凛々しい”秘蔵写真の撮影者はド軍戦の先発左腕「2人はかなり親しい仲だ」

古巣との対戦前に貴重な写真が再脚光を浴びている。

現地6月21日(日本時間22日)からロサンゼルス・ドジャースはロサンゼルス・エンジェルスとの2連戦を本拠地で控えている。昨年オフに6シーズン在籍したエンジェルスからフリーエージェントで移籍した大谷翔平にとっては、レギュラーシーズンで初めて古巣と真剣勝負を迎える。

メジャーデビューを果たした2018年から昨季まで6年間在籍した思い入れのある球団との対戦について大谷は、「もちろん楽しみにしています」と素直な心境を明かしながら、「ドジャー・スタジアムでやるので、エンジェル・スタジアムでもしやることがあれば、それは特別なことだと思いますけど、今回は自分たちのホームなので、まずは自分たちの野球に集中したいなと思います」と、ドジャースの一員として全力で戦うことを誓った。
大谷とエンジェルスとの対戦には、現地でも大きな関心が寄せられている。MLB公式サイト『MLB.com』のブレント・マグワイア記者は自身のX(旧ツイッター)を更新し、ドジャースと相まみえる初戦のマウンドには「パトリック・サンドバルがドジャー・スタジアムでのシリーズ開幕戦に先発する」と、大谷と親しい左腕の登板を報告した。

同氏は続けてXにエンジェルス時代の大谷の秘蔵カットを投稿した。「金曜日(現地21日)には、この写真が少し出回ると思う」と予感しながら、「サンドバルは昨年この写真を撮っており、2人はかなり親しい仲だ」と付け足し、濃紺ジャケットをビシッと纏った大谷の貴重なスーツ姿を公開した。すると、画像をチェックした米ファンからは「カッコイイ」「凛々しい姿だ」「モデルみたい」などと、好感コメントが飛び交うなど活況を呈した。

大谷とサンドバルはレギュラーシーズンでの試合では初対戦だが、実は昨年3月のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)準決勝で直接対決している。メキシコの先発として侍ジャパンと対峙したサンドバルは初回に大谷を見逃し三振、4回の第2打席は外角低めのスライダーで中直に打ち取るなど、4回1/3を投げて4安打6奪三振1四球無失点の好投で侍ジャパンを完璧に封じた。試合は日本が9回裏に村上宗隆の適時二塁打で劇的なサヨナラ勝ちを収めたが、サンドバルは大谷を2打数ノーヒットに抑えている。

現在はドジャースの一員として、エンジェルス時代と変わらぬ活躍を見せる大谷はチームの情報について問われると、「成績はちょっと分からないですけど、野球を見ていれば(情報が)流れてくるものではあるので。(選手の調子は)多少知っています」と話しており、かつての同僚たちとの再会を楽しみにしているようだ。

構成●THE DIGEST編集部

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