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県警の前生活安全部長が、警察情報を漏らしたとして逮捕された事件について、前部長が在職中に使っていた公用パソコンから、記者に郵送した資料を作った形跡が見つかっていたことがわかりました。
この事件は県警の前の生活安全部長・本田尚志容疑者(60)が、在職中に入手した警察情報を記者に郵送したとして逮捕・送検されたものです。
県警は別の情報漏えい事件で、関係先として福岡のウェブメディアの代表を務める男性の自宅を家宅捜索しました。
関係者によりますと、この家宅捜索で新たに、県警の生活安全部が担当する事件関連の個人情報が見つかったため、生活安全部長だった本田容疑者が在職中に使っていた公用パソコンを調べたところ、記者に送るための情報を作った形跡が見つかったということです。警察は、本田容疑者が在職中に公用パソコンで情報を作成したとみています。
情報には、県警の不祥事のほか一般人や前の刑事部長の男性の個人情報も含まれていました。本田容疑者の弁護人は「不祥事を明らかにしようとした内部告発で、守秘義務違反罪にはあたらない」と主張しています。
なお、家宅捜索を受けた福岡のウェブメディアの代表を務める男性の弁護人によりますと男性は受け取った警察情報の提供元について明らかにしていません。
警察庁は来週にも県警に監察官を派遣し、不祥事を検証する方針です。
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