SNS型詐欺撲滅に協力を!県警本部長が金融機関に呼びかけ

高額被害が相次ぐSNS型投資・ロマンス詐欺の撲滅に向け、県警の阿久津本部長が金融機関に迅速な情報提供をするよう協力をよびかけました。

きょうは山口市で、県内各地区の金融機関の代表者らが集まる金融防犯連合会総会が開かれました。

県内ではSNS型投資詐欺と恋愛感情を抱かせるSNS型ロマンス詐欺の被害が後を絶たず、被害額は先月末までで4億円近くとなっています。

総会では県警の阿久津本部長が金融機関側に対し、詐欺などの疑わしい取引があった場合はすみやかに警察へ情報共有をするよう協力を呼びかけました。

(県警・阿久津正好本部長)

「多くの被害者は、長期間、騙されていることに気付いておらず、警察に被害申告をされたときには被害額は多額に及んでおります。 ぜひともこのような取引においては迅速な警察への通報をお願いしたいのであります。」

(山口銀行 執行役員岩国支店 中嶋羊治支店長)

「当事者意識をもって撲滅に向けた活動は本当に大事なことだと思うので社員教育を含めて、撲滅する、発生させない、巻き込まれないを意識して活動していきたい」

今後も警察と金融機関が連携し、引き続き詐欺被害の撲滅に取り組んでいくということです。

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