盗んだ自転車で移動、車上荒らしなど繰り返す 50歳男を送検 18件、計124万円被害裏付け

尼崎南署庁舎=尼崎市昭和通2

 盗品の自転車で移動し、車上荒らしなどを繰り返したとして、兵庫県警尼崎南署は20日までに、住居侵入と窃盗の疑いで、住所不定の無職の男(50)を逮捕、送検して捜査を終えた。18件、現金約57万円を含む計約124万円相当の被害を裏付けたとした。

 逮捕、送検容疑は2023年7月~24年2月5日、窃盗目的で民家に侵入したり、駐車中の車からかばんや現金を盗んだりした疑い。調べに容疑を認めている。

 同署によると、男は23年4月ごろから河川敷などで野宿しており、盗品の自転車を使って大阪市西成区から兵庫県の東播地域の間を移動。手袋をはめて民家の玄関や車のドアを開け、無施錠の場合に現金などを盗んでいたとみられる。24年2月5日、尼崎南署が窃盗未遂の疑いで現行犯逮捕していた。

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