【ナゼ?】老舗仏具店が“推し活”ビジネスに参入したら大ヒットした件 推し×祭壇=“推し壇”が今大反響!「“推し”と向き合ってほしい」元経産官僚も絶賛「日本は“八百万の神”だから、『“推し”が自分の神』というのはあり得る」

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老舗仏具店が販売した『推し壇』が今、様々な界隈から大反響!『推し壇』にしかない凄い機能とは?社内表彰された開発者に直撃取材しました。

1929年に福岡で創業し、全国に136店舗ある老舗『お仏壇のはせがわ』が2023年10月から販売開始したのが、『推し壇』です。国産ヒノキ材が使用され、LEDライト(20色21パターン)という“凄い機能”が付いています。

(「読売テレビ」西山耕平アナウンサー)

「一体どんなものなのか?ということで、サンプルを特別にお借りしました。非常に細かく、しっかりと作られています。ここに“推し”のグッズなどを飾って楽しむ、ということです」

※開発用サンプル品なので、本商品とは少し仕様(ケーブルの色)が違います。

(西山アナウンサー)

「スイッチを入れますと、このように…光の明るさや色も調節できて、ここに“推し”のアクリルスタンドなどを置き、見て楽しむと。例えば『コンサートのチケットが欲しい』とお願いするとか、そういうこともできます」

この『推し壇』が今、SNSで大反響。ネットでは「グッズを飾るのにピッタリ!」「チケットが当たりますように…」といった声があがり、“推し”を飾った写真を投稿する人が増えているといいます。

あまりの人気に、販売初日に増産が決定。2024年2月からはアニメグッズ専門店『アニメイト』で、2024年3月からは雑貨なども売っている書店『ヴィレッジヴァンガード』で、ネット販売も開始しているということです。

今回、『推し壇』を発案した郡司茉采さん(25)を直撃取材!2024年現在入社4年目の郡司さんは、入社2年目のタイミングで企画を提出して採用され、2023年10月に販売開始。あまりの大反響に、2023年12月には社内表彰されました。

郡司さん自身も『“推し”を愛し“推し”に生かされるアニメオタク』だといいます。

(『推し壇』発案者・郡司茉采さん)

「私の心の平和と生きる力は何だろう…と考えたときに、やっぱり“推し”だなというところがあり、心の平和と生きる力を提供するために『推し壇』を開発いたしました。日々の感謝を誰に伝えたいかと言ったら、親・友人・先祖に並んで“推し”というものがありますので、そういったものを形にしていきたいという自分個人の気持ちもありました」

Q.企画を出した時の、社内の反応は?

(郡司さん)

「“大切なものに手を合わせる”ということが根付いている企業ではありますので、『“推し”というものが、これだけ大切なんです』と説明してからは、特に反対意見もなく、『いいね、じゃあやってみよう』という感じで、背中を押していただくような環境でした。私は結構“いろんな人に怒られるかもしれないな”と思いながら開発したんですけど、思ったよりも皆様に受け入れていただいて。私もオタクとして、こういうものが欲しいというか“必要な側の人間”であったので、思ったよりもしっかり必要な方がいらっしゃったんだなという、驚きが大きいです」

そんな郡司さんの『推し壇』“推しポイント”は、「何と言ってもLEDライト。光らせて、“推し”と向き合ってほしい」ということです。また、当初の販売価格は1万3570円でしたが、2024年6月からは9900円(税込み)と、まさかの値下げ!郡司さんによると、「より多くの“推し”を愛している人に手に取っていただきたいので、価格変更をした」としています。

(元経産官僚・岸博幸氏)

「このアイディアは凄いです。というのは、これがアメリカやヨーロッパならば、祭壇は絶対にイエス・キリストです。でも、日本だと“八百万(やおよろず)の神”だから、何でも神様です。そういう意味では、『“推し”が自分の神』というのはあり得ますから、それを祀れる・拝めるというのは、素晴らしいアイディアです」

(「情報ライブ ミヤネ屋」2024年6月14日放送)

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