今週2回目 薩摩・大隅、種子島・屋久島地方で線状降水帯発生のおそれ 引き続き警戒を!

鹿児島県の薩摩・大隅、種子島・屋久島地方に20日夜から21日午前中にかけて「線状降水帯」発生予測の情報が出されました。大雨災害の危険度が急激に高まる可能性があり、土砂災害などに厳重な警戒が必要です。

庄村奈津美記者
「鹿児島市を流れる新川です。水位が上がっていて、川の水も茶色に濁り、勢いよく流れているのがわかります」

梅雨前線の影響で朝から雨が降り続いている鹿児島県内。

鹿児島地方気象台は20日午前11時に薩摩・大隅、種子島・屋久島地方に、20日夜から21日午前中にかけて線状降水帯が発生し、大雨災害の危険度が急激に高まる可能性があると発表しました。

降り始めからの雨量は鹿児島県指宿市で255.5ミリ、鹿屋市吉ヶ別府で233.5ミリ、鹿児島市喜入で229.5ミリなどとなっていて、指宿市では6月ひと月に降る雨量の約半分が、わずか15時間で降っています。

午後7時の時点で警戒レベル4の「避難指示」がj鹿児島市、枕崎市、指宿市、南さつま市、南九州市に出されています。

また「高齢者等避難」が鹿児島市、日置市、いちき串木野市、伊佐市、薩摩川内市、霧島市、姶良市、さつま町、湧水町、指宿市、曽於市、志布志市、大崎町、鹿屋市、垂水市、東串良町、南大隅町、肝付町に出されています。

今のうちにスマートフォンをフル充電したり、非常用バッグや避難場所などを確認し、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。

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