藤井聡太“八冠陥落”は「時間の問題だと思っていた」感想戦で語る 叡王戦最終局で同学年棋士・伊藤匠七段に敗れる

将棋の「叡王戦」五番勝負の第5局が終わり、藤井聡太八冠(21)が敗れました。八冠から陥落した藤井八冠は「時間の問題だと思っていた。また頑張りたい」と振り返りました。

藤井聡太 八冠
「終盤でミスが出てしまう将棋が多かったので結果もやむを得ないかなと思っています」

山梨県甲府市の会場で行われた叡王戦五番勝負の第5局は、午後6時半ごろ、藤井聡太八冠が挑戦者の伊藤匠七段(21)に敗れました。これで藤井八冠は、保持していた8つタイトルのうち1つを失い、八冠から陥落しました。

また、藤井八冠が更新し続けていた歴代最多のタイトル戦連覇記録も「22」でストップしました。

「八冠」から陥落したことについて記者から問われると。

藤井聡太 八冠
「時間の問題だと思っていた。あまり気にせず、また頑張っていきたい。実力を高めていけるように頑張らなければいけない」

一方、勝利した伊藤七段は藤井八冠と同学年で、初のタイトル獲得となりました。

伊藤 匠 七段
「タイトル戦でずっと苦しい戦いが続いていたので、一つ結果を出せたことは良かった」

同学年の棋士が将棋界のタイトルを分け合うことになりました。

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