活発な梅雨前線の影響で２０日の県内は激しい雨が降った所もありました。これから２１日にかけて、場所によっては６月１カ月の半分の雨が降るほどの大雨となるかもしれません。まだ梅雨入り４日目ですが梅雨末期のような降り方となりそうです。
大陸から延びる梅雨前線上に２０日夜、低気圧が発生し２１日朝にかけて九州北部地方を通過する見込みです。
低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、県内は大気の状態が非常に不安定になっています。
このため県内は人吉市で午前１１時半ごろまでの１時間に３５ミリの激しい雨を観測するなど各地で雨脚が強まりました。
２０日夜遅くから２１日の明け方にかけてはさらに活発な雨雲が流れ込み、多い所で１時間に７０ミリの非常に激しい雨が降り２１日夕方までの２４時間に２００ミリの雨が降ると予想されています。
土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水・氾濫に警戒し、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。
「非常に激しい雨」とは１時間に５０ミリ以上の雨を言いますがこの雨が予想されているのは２０日夜９時から２１日朝６時にかけてです。寝ている間に状況が悪くなる可能性もあります。危険な場所には近づかず必要であれば早めの避難をお願いします。
