苓北町で障害者支援施設の送迎車が海岸沿いの防波堤に転落 10人死傷【熊本】

20日、天草郡苓北町で障害者支援施設の利用者を乗せた車が駐車場のフェンスを突き破り、およそ2メートル下に転落しました。この事故で乗っていた10人全員が病院に運ばれ、利用者2人が重傷、8人が軽いけがをしました。
(その後、73歳男性の死亡が確認)

国道沿いの施設に次々と集結するパトカーや救急車。

担架に乗せられ搬送される人の姿も…。

現場は騒然とした様子です。

事故が起きたのは、苓北町上津深江の国道324号線沿いにある福祉施設の駐車場。

20日午前9時前、「車が海に落ちそうになっている」と消防に通報がありました。警察などによりますと、別の障害者支援施設の送迎用の普通乗用車が駐車場のフェンスを突き破り、およそ2メートル下の海岸沿いの防波堤に転落したということです。

車には施設職員と利用者の合わせて10人が乗っていて、利用者の70代の男性2人が脚の骨を折るなどの重傷、残りの20代から60代の男女8人も軽いけがをしました。

車は、利用者の送迎中で、国道を挟んで反対側の脇道から右折で国道に出ようとした際に別の施設の駐車場に入り込み事故を起こしたとみられています。

警察は、運転していた40代の男性職員から話を聞くなどして当時の詳しい状況を
調べています。

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