JR貨物、最大3年のパートナー同行休職やカムバック採用導入へ

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JR貨物は、2024年7月1日(月)から「JR貨物グループ中期経営計画2026」の一環として、社員の働きがい創出と人的投資を強化するための新しい勤務制度とカムバック採用を導入します。

新たに導入される勤務制度は、「フレックスタイム制度」と「配偶者同行休職制度」です。「フレックスタイム制度」では、社員が出退勤時間を自ら決定することが可能となり、プライベートと仕事を自由に配分できるようになります。これにより、特に育児や介護を行っている社員にとっては、在宅勤務や育児短時間勤務と組み合わせることで大きな負担軽減が期待されます。社員が生活と業務との調和を図りながら効率的に働くことが可能となるため、安心してキャリアを継続できる環境を整えることができるとしています。

また、配偶者の転勤や結婚による転居に伴い、退職を余儀なくされる社員のキャリア継続を支援する「配偶者同行休職制度」も導入。配偶者等が転勤となった場合や、結婚により同居するために転居する社員に対して、最大3年間の休職が認められます。内縁の配偶者や同性婚も対象で、多様な家庭の事情に対応します。

あわせて、退職した元社員を再び迎え入れる「カムバック採用」を開始します。この制度は、JR貨物で得たスキルと退職後に積み上げたキャリアを活かして再び活躍したいという人を募集するもの。対象は、過去にJR貨物に在籍し、勤続年数が3年以上、退職後10年未満で60歳未満の人です。エントリーは7月1日(月)から通年で専用のウェブサイトから受け付けられます。

再入社時の待遇については、退職時の待遇をベースに、退職後の経歴やスキルを考慮して個別に決定されます。エントリー完了後、4月と10月の2回の入社時期に合わせて選考が行われる予定です。

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