眞鍋ジャパン、中国をストレートで下し初のメダル獲得へ王手!古賀がチーム最多22得点【ネーションズリーグ】

■バレーボールネーションズリーグ2024 女子決勝ラウンド 日本 3-0 中国(日本時間20日、タイ・バンコク)

バレーボールの世界最強国決定戦・ネーションズリーグ準々決勝で、女子日本代表(世界ランク7位)は中国(同6位)と対戦。セットカウント3-0(25‐21、25‐21、25‐22)のストレート勝ちで3大会ぶりの準決勝進出を決め、初のメダル獲得へ王手をかけた。22日の準決勝で日本は、ブラジルとタイの勝者と対戦する。

スタメンは主将・古賀紗理那(28)、セッター・岩崎こよみ(35)、山田二千華 (24)、林琴奈(24)、石川真佑(24)、荒木彩花(22)、リベロは福留慧美(26)が起用された。

負けたら終わりの決勝トーナメント準々決勝。日本は中国に第1セット序盤から、古賀のバックアタックや岩崎のサービスエースなどで5-1と大きくリードする。中盤に入っても山田の速攻に石川の強打やフェイントが決まり14-9と優位に試合を進める。終盤に入り中国の強打、さらに古賀のバックアタックも止められ20-20の同点に追いつかれる。それでも、相手のミスや岩崎のサービスエースで再びリードし、最後は林がブロックアウトを誘って、日本が25-21で第1セットを先取した。

第2セットは平均身長188.6cmの中国の高さのあるブロックや速攻などを許し、14-15とリードを許す。この苦しい場面で宮部藍梨(25)がピンチサーバーで起用されると、サーブで崩し、3連続ポイントなどで17-17と同点に追いつく。さらに古賀が相手のブロックをよく見てスパイクを決め、18-17と逆転に成功。勢いに乗った日本は宮部のサービスエースに古賀の強烈なスパイク、さらに山田のブロードなどバリエーション豊かな攻撃を見せ25-21と第2セットも連取した。

第3セットは両チーム拮抗した展開が続き、18-18の同点に。そこから古賀のスパイクでリード。さらに相手スパイクがアウトとなり20-18と2点差をつける。さらに石川のスパイクや途中出場、渡邊彩(33)のサービスエースも決まり、このセットも取った日本が3-0のストレートで中国を下した。エースの古賀がチーム最多22得点の活躍でチームをけん引した。(※世界ランキングは試合前時点)

【日本の得点(上位)】
古賀 22点
石川 14点
林 6点
山田 6点

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