母・はるの急すぎる展開に視聴者衝撃「心の準備できてない」

日本で女性初の弁護士と裁判官になったヒロイン・猪爪寅子の波乱万丈な人生を描く連続テレビ小説『虎に翼』(NHK朝ドラ)。6月20日放送の第59回では、寅子の母・はるが心労で倒れてしまう展開を受け、視聴者の間で驚きの声が上がっている。

泣きじゃくる寅子(写真右、伊藤沙莉)の頭をやさしくなでるはる(左、石田ゆり子)(C)NHK

孤児の道男(和田庵)が猪爪家を飛び出し、責任を感じたはる(石田ゆり子)が倒れてしまう。寅子(伊藤沙莉)ははるの気がかりである道男を探すため、「轟法律事務所」を訪ねる。道男を見つけ出した寅子は、家に戻り、はるに会うよう訴えかける。

必死の説得に応じた道男は病床のはるのもとに駆けつけ、「全てをつっぱねちゃダメ」という言葉をかけられる。その日の夜更け、はるの容態は急激に悪化し、寅子と花江(森田望智)に見守られながら息を引き取るのだった。

道男(和田庵)の手を握り、優しい眼差しを向けるはる(石田ゆり子)(C)NHK

はるが心臓発作を起こし、「脈が弱くて夜を越せるかどうかわからない」と寅子が告げられるシーンから始まった今回の放送。寅子が「ちょっと待って。こんなの急すぎる」と現実を受け入れられずに戸惑うシーンも描かれた。

突然の展開に、SNS上では「はるさん・・・急だよーーーー」「ちょっと待って急すぎる!」「心の準備できていなかった」「寅ちゃんと一緒に泣いてた」など悲しみの声が続出。

また道男を寅子が説得するシーンでは、約2分半にわたって道男の顔しか映らない演出となっており、「え、すごい すごくない? ずっと道男しか映してないよ なのに寅子の必死な形相がわかるよ」「普通だったら必死な顔の寅子の顔を映しそうなのに、道男の表情しか映らない。道男は寅子じゃなくてはるさんのために扉を開けたんだろうな」といった驚きのコメントもあがっていた。

放送はNHK総合で朝8時から、NHK BS・プレミアム4Kでは朝7時半からスタート。6月21日放送の第60回では、はるの最期を見届けた寅子と花江は、道男からの謝罪を受け入れる。

文/つちだ四郎

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