【吉田輝和の絵日記】地下通路の次は電車で異変を探すウォーキングシミュ『8番のりば』!おや『8番出口』とはちょっと違うぞ……?

【吉田輝和の絵日記】地下通路の次は電車で異変を探すウォーキングシミュ『8番のりば』!おや『8番出口』とはちょっと違うぞ……?

今回は、KOTAKE CREATEが贈るPC向けタイトル『8番のりば』をプレイ!本作は、無限に続く地下通路で異変を見つけ出す『8番出口』の続編で、永遠に走り続ける電車を舞台に、異変を見つけて脱出を図るウォーキングシミュレーターです。

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前作に続いて本作も実写と見紛うほどのリアルなグラフィックなのですが、派手なアクション要素がないので、僕の超絶低スペックPCでもなんとか遊べそうですね。PCの悲鳴を気にしなければ……。

◆実在企業の広告にテンションが上がる!

走行中の電車内からスタートした。おっ、『8番出口』でお馴染みのおじさんがいるじゃないか。久しぶりだね!

『8番出口』は、地下通路で異変を見つけたら来た道を引き返し、異変が無ければそのまま進む繰り返しでゴールを目指すといったルールだった。おそらくその続編である本作も、同じように異変を探しながら次の車両へと進んでいくのだろう。

最初の車両は異変は起こっていない基本状態のはずだ。まずは広告の内容やドアの位置、そしておじさんの様子などをチェックしていこう。

お、ゲームメーカーのG-MODEの広告じゃないか!

G-MODEは、僕の2023年ベストゲームである『OU』や、かつてのフィーチャーフォン向けのゲームを復刻配信しているメーカーだ。本作の広告にも登場している『みんなで空気読み。』は、小学生の姪っ子と大盛りあがりで遊んだタイトルで、小さい子どもからおっさんまで幅広く楽しめるゲームを数多く販売している。

なんだかゲームに引っ張られてこちらまで広告みたいになってしまったけど、もちろん一円ももらってないので安心してほしい。案件は募集中です。

その他にも、ゲーマーや配信者に最適な環境が整備されている「ゲーミングマンション」など、実在企業の広告が使用されている。架空企業の広告よりも現実感が出て良いね!

ザッと確認したので次の車両へ移ろう。さっきの車両と同じ場所におじさんが座っているってことは、今回も異変を見つけるまでループし続けるのだろう。この車両でも異変を見つけられなかったので、また次の車両へ進もう。

もしかして異変と出会わずにクリアできちゃう?と調子をこき始めた矢先に……なんか白いヤツがいる~~~!

しかもちょっとずつ迫ってきているじゃん!異変があったから引き返せばいいのか?どうしたらいいの?

結局ドアは開かず、引き返せないまま画面が暗転し、スタート地点に戻されたのであった。

◆異変を見つけたら進む?戻る?

そういや広告に気を取られて、車内の様子を結構見落としていたな。停車駅の案内図には、一から八までの数字の入った駅名が表示されている。正解のルートを辿るたびに次の駅へ進み、八の駅にたどり着けばクリアなのだろう。

ただ、『8番出口』のように異変を見つけたら引き返すのではなく、異変ごとにそれぞれ異なる対応が必要なのかもしれないな。だってドアが閉まってて引き返せなかったもんね。

うおっ、ドアを開けた途端に真っ赤な水が迫ってきた!『8番出口』なら即引き返すところだけど、本作なら前に進むのが正解だろう。

次の車両では、床に血の手形が現れた。ビックリしたけど、これ以上何か異変が起こるわけではなさそうなのでホッとした。

白いヤツや真っ赤な水の異変のように、何か特殊な行動をとらねばならないものもあれば、この手形のように無視して進める異変もある。この手形、大丈夫だよね?そのまま行けるよね?怖いのもあるんだけど、異変によっては即座に正解の対応をしなければならないので神経がすり減っていくぜ……。

そんな中、いつもと変わらず同じ場所に座っているおじさんだけが癒やし……と思ったら、おじさんがスマホをこっちに向けてきている!お前も異変なのか!

唯一の癒やしに裏切られた気持ちはあるけど、そのまま通り過ぎても大丈夫な異変は安心するよね。

次の車両は、マネキンの大群が座席を占拠している。不気味だけど襲いかかってくる気配はないので、そのまま進める異変かと思いきや、扉が開かず進めない。

仕方なく引き返すと、満席だった座席がポツリと一人分だけ空いていた。ここに座れってことだよね?

居心地、悪っ!次の車両に行くぞ!

ゲーマーとしては、人がいると話しかけたくなるけど、本作の場合は絶対やっちゃいけないことだろう。殺されるわけではないが、一番最初の駅まで戻されてしまうのは嫌だ。

そう、異変の対応に失敗したとしても殺されるわけではない。もしかしたら描写されていないだけで毎回しっかり殺されている可能性もあるけど、死を感じる直接的な表現が無いだけで少し安心する。

僕は、アクションゲームなどのこういう死亡シーンに必要以上にビビってしまうタイプなのだ。最近のゲームってリアルになった分、死亡シーンもリアルでグロいんだよなあ。本作の場合は、物理的な攻撃をされるわけではないので助かるわ。

なんて思っていたら……ドアから勢いよく巨大な腕が攻撃をしてきた!これ、絶対「You Are Dead」みたいなテロップが出る系の異変じゃん!


1時間ほどでクリア出来ました。初見では対応が難しい異変もありましたが、そこまで詰まらずに進められました。

前作『8番出口』では、異変を見つけたら即座に引き返していたのが、本作では異変に向き合って対応しなければならないので、違ったタイプの恐怖を体験できましたね。ただ、アクション要素や直接的な恐怖要素が増えていて、よくわからないけどなんか怖いという不気味さは薄れていた印象を受けました。前作と全く同じものを期待している方は違和感を覚えるかも知れません。

470円という低価格ですし、ネタバレを踏んでしまう前にぜひ遊んでみてください!

『8番のりば』は、PC(Steam)向けに配信中です。

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