進行役は福田知事!学生150人と「県政」について意見交換 帝京大学で元気フォーラム開催 宇都宮

とちぎテレビ

福田富一知事と学生が県政について直接意見を交わす催しが6月19日、宇都宮市の大学で開かれました。この「とちぎ元気フォーラム」は県民参加の県政を進めるため毎年、10回程度、栃木県内各地で開かれているものです。今月は帝京大学宇都宮キャンパスで開催され、経済学部で地域経済を学ぶ学生などおよそ150人が参加しました。

進行役を務める福田知事は現在の栃木県の人口は188万人あまりで最高だった2005年の201万人に比べて13万人減少したことなどに触れ、「住むことができる、選ばれる栃木になるため皆さんの意見をお願いします」と挨拶。続いて「帝京フォーミュラプロジェクト」のメンバーが、地域の企業の協力を受けながら車を作っていると自分たちの活動を報告した他、管理されず荒れた状態の「放置竹林」について研究する学生がその活用方法を提案しました。

福田知事は企業との協働には「県と同じだと感じた」、竹を製品化して若者の力で情報発信するアイデアには「価値あるものに転換できるといい」などと意見を交換し、学生から出た、生産量全国2位の生乳や郷土料理のしもつかれのPR、不登校の児童・生徒への対策などの質問に、県の対応などを丁寧に説明していました。

参加した学生は「栃木県外から来て宇都宮に住んでいるが、地域に特化した内容を学んでいるのでいい機会になった」「普段は行政の舞台裏を知らないけれど、いろいろつながっていることが分かった」などと話し、福田知事は「キャンパスに学ぶ皆さんの意見をこれからも頂戴しながら、若い世代が理想とする栃木県・街づくりに一歩でも近づいていければ」と感想を述べました。

© 株式会社とちぎテレビ