三陸鉄道の決算 3年ぶり黒字 当期純利益約2600万円 観光利用持ち直す 岩手県

三陸鉄道の2023年度決算は当期純利益が2600万円余りと3年ぶりに黒字となりました。
新型コロナウイルスによる行動制限がなくなり観光利用などが持ち直したことが主な要因です。

これは6月20日の三陸鉄道の株主総会と取締役会で報告・承認されました。

それによりますと、2023年度は新型コロナウイルスによる行動制限がなくなり、地元利用や観光利用が持ち直したことで、鉄道事業収入は前の年度から8.6%増え3億8600万円余りでした。

一方、老朽化に伴う修繕費や燃料費の高騰などで経常費用は11億2400万円余りとなり、経常損失は約6億6700万円でした。

国や自治体からの補助金を受けた後の当期純利益は2600万円余りで3年ぶりの黒字となりました。

三陸鉄道 石川義晃社長
「いろいろ新しい良い風も吹いているので、そういったものに期待しながら40周年の節目の年でもあるので、しっかり収入を上げるよう社員一同頑張ってまいりたい」

三陸鉄道では開業40周年の観光イベントなどで利用客を増やし経営の改善につなげたいとしています。

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