海外レビューハイスコア『#BLUD』―“カートゥーン ネットワーク”からそのまま切り出してきたかのように一分の隙もない

『#BLUD』

・But Why Tho?: 90/100(PC)

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『#BLUD』は見逃せない。どんなカートゥーンファンにとっても、ここには気に入るものがたくさんある。カットシーン、アニメーション、文章スタイルは一分の隙もなく、“カートゥーン ネットワーク”からそのまま切り出してきたかのようだ。戦闘は楽しく、常に新しい挑戦を与えてくれる。デザインからキャラクターに至るまで、これは完全にアニメ媒体に捧げるラブレターだ。『#BLUD』は“土曜朝のカートゥーン”とセットにしよう。そうすれば、がっかりすることはないだろう。

訳注:土曜朝のカートゥーン(Saturday-morning cartoon)は、アメリカのテレビで土曜日と日曜日の朝に放送されていた子供向けのカートゥーンを指す俗語。

・Siliconera: 80/100(PC)

こうした欠点の多くは、本作が魅力的なおかげであっさり大目に見ることができる。『#BLUD』は楽しいストーリー、心からの笑い、素晴らしいカートゥーンの美学を備えている。荒削りな部分もあるが、このノリにピンと来るならチェックする価値のある楽しい小冒険だ。しかし、もっと良いタイトルがあったのではないかと思う。

・CGMagazine: 80/100(PC)

・Twinfinite: 80/100(PC)

小さな町で起きる『#BLUD』のヴァンパイア・アポカリプスは、シリアスなダンジョンクロウラーRPGを探している人の興味を引けないだろう。本作が満足させられるのは、もっとシンプルで滑稽な90年代のカートゥーン体験を待ち望んでいる人だ。

・COGconnected: 73/100(PC)

・Checkpoint Gaming: 70/100(PC)

『#BLUD』は非常にスタイリッシュなハック・アンド・スラッシュだ。カラフルな登場キャラクターと豪華なアニメーションを備えており、“ベッキー”とその友人たちをもっと目にすることができればきっと素晴らしいだろう。Netflixの「ザ・カップヘッド・ショウ!」で『Cuphead』が受け取ったように、それが他のメディアであったとしてもだ。もしあなたが、このリリースに時々見られる洗練さの不足と単純な戦闘に目をつぶれるゲーマーで、ユニークで魅力的な美学に価値を見いだせるなら、『#BLUD』は間違いなくチェックする価値がある。

・GameSkinny: 60/100(PC)

『#BLUD』は好きになるのが難しいゲームだ。メカニズムの面では2013年の『Ittle Dew』以来、インディーゲームで見たことのない問題に悩まされている。ストーリーも好きになるのは難しい。すべての欠点をストーリーを取り巻くゲームの不備のせいにするのは簡単だが、『#BLUD』のストーリーは十分に自分自身を台無しにし得るものだ。とはいえ、ゲームをありのままに受け入れ、そうした問題を無視すれば、『#BLUD』にはたくさんの見返りがあることに気づくだろう。この取引に価値を見出すかどうかはあなた次第だ。


PC(Steam)/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/ニンテンドースイッチ向けに2024年6月19日に発売された『#BLUD』のMetacritic海外レビューまとめをお届けしました。メタスコアは記事執筆時点でPC版が76点(総レビュー数7件)でした(PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/ニンテンドースイッチ版は規定レビュー数を満たさず判定不可)。

総じて、スタイルが高く評価されています。一方、完成度では評価が分かれているようです。

本作は、カートゥーン調のダンジョンクロウルアクションです。プレイヤーは高校生のヴァンパイアハンターとなり、高校生活を送りながら愛用のフィールドホッケースティックでアンデッド軍団と戦います。アクションRPGと90年代のカートゥーンを融合させたと謳っています。

『#BLUD』は、PC(Steam)/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/ニンテンドースイッチ向けに配信中です。

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