プレミア昇格のレスター、マレスカ前監督の後任としてクーパー氏の就任を発表「将来を見据えることのできるクラブに」

写真:昨シーズン途中までノッティンガム・フォレストを率いていたクーパー監督

プレミアリーグに昇格したレスターは20日、元ノッティンガム・フォレスト監督のスティーヴ・クーパー氏を新監督に任命したことを発表した。同クラブの公式サイトが伝えている。なお、契約は2027年6月30日までの3年契約を結んだという。

今シーズン、レスターをチャンピオンシップ(イングランド2部)優勝に導いたエンツォ・マレスカ監督が、チェルシーへ引き抜かれて以来、レスターは後任となる監督を探し続けていた。グレアム・ポッター氏やウェストブロムを率いるカルロス・コルベラン監督が新監督候補として挙げられていた中、レスターはクーパー氏を選んだようだ。

レスターの新指揮官となったクーパー氏は「レスター・シティの監督に任命されたことをうれしく、そして誇りに思う」と語り、クラブの公式サイトを通じて次のように意気込みを示した。

「このクラブは豊かな歴史と情熱的なサポーターを持つ素晴らしいクラブだ。才能豊かな選手とともに仕事ができることを光栄に思うし、プレミアリーグでの挑戦を楽しみにしている」

「我々の目標はレスターを、再びプレミアリーグのクラブとして確立させることだ。誇りと野心を持ち、将来を見据えることのできるクラブにしたい」

またオーナーを務めるアイヤワット・スリヴァッダナプラバ氏は、クーパー氏の招へい理由を以下のように伝えている。

「選手を育成し、ダイナミックなパフォーマンスを実現させる力や、彼のチームに対する見立ては我々が望むものと一致していた。リーダーとして、ファンとチームの関係をさらに強固にし、クラブ再建のために不可欠な絆を深めてくれるだろう」

1シーズンでのプレミア復帰を果たしたレスター。現在は「収益性と持続可能性に関する規則(PSRs)」を違反したとして告発されており、勝ち点剥奪の可能性を抱えている。新シーズンは苦難の立ち上がりも予想されるが、残留を果たすことはできるのか。クーパー新監督の手腕に期待だ。

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