建設中の新東名高速を使い 自動運転車の実証実験 国内初

新東名高速の建設中の区間で行われている自動運転車に事故や障害物などの情報を伝達する国内初の実証実験が公開されました。

自動運転化を進めて、事故の削減やドライバー不足の解決にもつなげたい考えです。

記者「今回の実証実験では、この自動運転車を走らせますが、メインとなるのは道路側です。路側に建てられた機器を使って、車と道路の情報のやり取りを試みています」

ネクスコ中日本などが20日公開したのは、建設中の新東名高速・新秦野ICから新御殿場ICまでのおよそ25キロの区間で行っている実証実験です。

まずは、自動運転車が故障して路上に止まった際にその情報を後続車に伝えるもの。

実際に行うと、後続のトラックは自動運転で車線変更を行い、故障車の横を通過しました。

また、自動運転車を遠隔で監視・操作するシステムも登場。 トラブルにより動けなくなった車をこの機械を使って遠隔で動かします。

NEXCO中日本経営企画部前川利聡部長「今の2024年問題のドライバー不足に対しても自動運転が普及することによって、休憩時間が増やせるとか、ドライバーの代わりになるとか、そういった世界が生み出せると思っている」

新東名では「自動運転車優先レーン」が今年度から静岡県で導入される予定で、そこでの技術の活用を目指していくということです。

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