中国商務部。（北京＝新華社記者/李賀）
【新華社北京6月20日】中国商務部の何亜東（か・あとう）報道官は20日の記者会見で、米国がタングステンなど中国から輸入する鉱物資源の関税を引き上げると発表したことに関し、米国が国際経済・貿易のルールを無視し、通商法301条に基づく対中関税をあくまでも続け、かつ引き上げるのは経済・貿易問題の政治化、武器化であり、両国首脳が合意した重要な共通認識に合致しない典型的な政治操作だと表明した。
何報道官は次のように述べた。米国は5月14日、通商法301条に基づくこれまでの対中関税に加え、電気自動車（EV）やリチウムイオン電池、ソーラー電池、重要鉱物などの追加関税をさらに引き上げた。中国は断固反対し、厳正な申し入れをした。米国は誤った行為を直ちに改め、対中追加関税措置を撤回すべきである。
