【中国】奇瑞とJLR、フリーランダーのEV開発へ[車両]

自動車メーカーの奇瑞控股集団(安徽省蕪湖市、奇瑞集団)は19日、英ジャガー・ランドローバー(JLR)と共同で、JLRのブランド「フリーランダー(神行者)」の電気自動車(EV)を開発すると発表した。

EV版フリーランダーは、奇瑞とJLRのデザインチームが共同で開発する。開発車種には奇瑞のEVプラットフォームを採用。生産は両社の合弁会社である奇瑞捷豹路虎汽車が江蘇省常熟市の工場で手がける。まずは中国国内で販売し、将来的には輸出も行う。

フリーランダーは1997~2015年にJLRのモデルとして販売されていた。

奇瑞集団の尹同耀董事長は、「奇瑞の先進的な『新エネルギー車(NEV)』技術とフリーランダーのブランドの魅力を融合し、中国と世界の消費者に独特な体験を提供したい」とコメント。JLRのエイドリアン・マルデル最高経営責任者(CEO)は「新生フリーランダーの投入で、奇瑞捷豹路虎汽車は中国という世界で最も大きく、最も成長の速いEV市場でさらに前途を広げることができるだろう」と期待を込めた。

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