スペイン、中銀新総裁巡り協議 ECB7月理事会前の任命目指す

[マドリード 20日 ロイター] - スペイン政府は欧州中央銀行(ECB)が7月18日に実施する次回理事会より前にスペイン中央銀行の新総裁を任命するために野党第一党と協議していると、クエルポ経済相が明かした。

スペイン中銀総裁を巡ってはデコス氏が先週、任期満了を迎えて退任。デルガド副総裁が暫定的に総裁を務めており、ECB理事会に参加することはできるが、投票権はない。

スペインでは通常、政府が総裁を任命し、野党が副総裁の人事案を提示する。クエルポ経済相によると、双方が合意に至らなかった場合、デルガド副総裁が任期終了の9月まで引き続き暫定的に総裁を務める可能性があるという。

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