Number_iが初の単独ライブ完走 全国ツアー&初フルアルバム発売も発表

 初の単独公演でファンを魅了するNumber_i(左から)岸優太、平野紫耀、神宮寺勇太=有明アリーナ©TOBE Co.,Ltd.

 平野紫耀(27)、岸優太(28)、神宮寺勇太(26)による3人組ユニット・Number_iが20日、東京・有明アリーナで、初の単独ライブ「No.O -ring-」の3日間公演を完走した。18日から6公演行い、会場を埋め尽くした「iLYs(アイリーズ=ファンの総称)」の歓喜に熱唱で応えた。この日は全国ツアーの開催と初のフルアルバム発売を発表。さらに活動を加速させていく。

 Number_iは絶叫を全身に浴びながらステージに降臨した。客席に降り注いだ桜の花びらが、iLYsとの再会の証しだ。万感の思いが満員のアリーナで交錯した。

 衝撃の元日デビューから171日。当時は「ファンの方たちを待たせてしまったという気持ちが強い」と話していた平野は、かみしめるように再会の地を見渡した。「結構、ちゃんと見えているからね」。平野の呼びかけに会場は歓喜の輪に包まれた。岸は「僕たちだけを見てくださいね」と歓声をあおり、神宮寺は「こんなにたくさんの人が来てくださって、改めてたくさんの人に応援していただいていると再認識できます」と感謝の思いを真っすぐに訴えた。

 最高潮のボルテージの中で、デビュー曲「GOAT」や新曲「BON」、ヒット曲「No-Yes」「FUJI」「OK Complex」などを熱唱。それぞれの気概を示すようにソロダンスでも躍動した。神宮寺はダイナミックに魅せ、岸は6人のダンサーとともに映像と連動したパフォーマンスを展開。トリを飾った平野は、スモークに包まれながら、キレキレのダンスを披露した。

 ライブ終盤には全国7カ所をめぐる初ツアーの開催を発表。フルアルバム「No.I(ナンバーワン)」(9月23日発売)のリリースも明かし、アリーナをさらなる熱狂の渦へと巻き込んだ。滝沢秀明社長(42)がことあるごとに口にしていたメッセージは「世界に向けて飛べ」。恩師の思いに応えるように単独アリーナをiLYsとともに駆け抜けた。

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