児童らマジックに笑顔 氷見LC、被災の宮田小訪問

マジックを楽しむ児童=氷見市宮田小

 氷見ライオンズクラブ(LC)は20日、能登半島地震で被災した氷見市宮田小の児童を元気づけようと、東京のマジシャン「巳碧(みたま)」さんを招いたマジックショーを開いた。巳碧さんは児童が参加できるマジックを次々と披露し、児童は笑顔を見せた。

 体育館に全校児童134人が集まり、巳碧さんがステージ上に登場すると歓声が上がった。風船などを使用したマジック8演目を披露し、児童は驚きの表情を見せながら楽しんだ。午後からは新町保育園でもマジックが行われた。企画した中村正一郎会長は「笑顔を届ける機会を設けられて良かった」と述べた。

  ●市長も驚き

 林正之市長はマジシャンの巳碧さんの表敬を受け、500円玉を操る体験型の手品に「あれっ」と何度も驚きの声を上げ、童心に帰ったように笑顔を浮かべた。市長の片手に持っていた硬貨が消え、別の手に入ると、「えっ、うそー」を連発。「これは不思議だ」と目を丸くした。

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