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●週末限定で
金沢市と同市近郊をエリアとするタクシーの「金沢交通圏」で21日、一般ドライバーが自家用車を使って乗客を有料で送迎する「日本版ライドシェア」が始まる。初日は冨士タクシー(金沢市)の管理の下、2台が運行する。
日本では、自家用車で客を運ぶのは「白タク行為」として禁止されているが、タクシーが足りない地域や時間帯に限って導入が認められている。金沢交通圏での営業時間は、タクシー不足が懸念される金、土曜の午後4時~翌午前5時台に限定されている。
石川運輸支局は、金沢交通圏でライドシェアの車両枠を30台分用意している。同支局はこれまで、導入の意向を示した9社のうち、冨士タクシーを含む6社に許可を出した。許可を受けた各社は、配車アプリのシステム更新や運転手の募集など、営業開始に向けて準備を進めてきた。
富山県内では、富山交通(富山市)が今月7日にライドシェアを始めた。石川県内では、小松、加賀の両市で、自治体が主導する「自治体版ライドシェア」が展開されている。