石橋貴明『ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ』本気で視聴率を取りにいく!フジテレビへの愛と叱咤を明かし「とんねるずの意地」

石橋貴明さんが、フジテレビへの熱い思いを語りました。

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『とんねるずのみなさんのおかげでした』のコーナーとして人気を博した「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」が、6月22日(土)21時より、土曜プレミアム『ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ』(フジテレビ)として放送されます。

“細かすぎる”ゆえに、笑いにはなりにくいと思われてきたマニアックなモノマネや、アンダーグラウンドな芸にも光を当て続け、今ではお笑い芸人、モノマネ芸人の登竜門ともなっています。

プロ・アマ問わず挑戦できることから、数多くの人気芸人を輩出してきたコーナーで、今回は厳しい全国一大オーディションを勝ち上がってきた総勢「73組」が出場します。

収録には、石橋さん、アンタッチャブル(山崎弘也さん、柴田英嗣さん)、満島ひかりさん、山下智久さんが出演。

大盛り上がりとなった収録後、石橋さん、アンタッチャブルが取材に応じ、収録を終えた感想、年末の放送に向けての意気込みなどを語りました。

<石橋貴明&アンタッチャブル インタビュー>

――収録を終えた感想をお願いします。

石橋:今回が初出場で、何年もオーディションを受けて出場できた人や、初めてテレビに出る人もいましたね。

柴田:この番組に出て、博多華丸・大吉さんのようにスターダムにのし上がっていく人が多いんです。みんなネタを作り込んでいて、すごいですよね。

そうかと思えば、11年間もオーディションを頑張り続けて、初出場でやるネタが(野球の球種を再現する)ボールの球のモノマネの人もいたり(笑)。

山崎:いい球でしたよ。

柴田:いい球だったかもしれないけど、顔にペイントしちゃって。せめて11年かけたなら、顔を出すモノマネでチャレンジしてほしかったな(笑)。

山崎:どんな手を使ってでも出たかったのよ。

石橋:どこかを歩いているときに「(番組に)出た人だ!」って気づかれないでしょ(笑)。

山崎:それでも出たい夢の舞台なの。“伝わらない”のよ。

――長年続いているこの番組について、改めてどのように感じていますか?

石橋:河本(準一)くんと話して、「初めて出たときから年月が経って、もう子どもが成人している」と聞いて驚きました。

河本くんのお子さんが小さいときに、河本くんの家にロケに行ったことがあって。あの小さかったお子さんが成人してるのか、と。

華丸くんとかキンタロー。とかみんなが、ここから飛び出してスターになってね。

山崎:今日のキンタロー。のネタは立派と言っていいのか、分かりませんがね(笑)。

でも、誇張モノマネといいますか、キンタロー。のベテラン芸人としての尖がった部分が魅力的でしたね。

――今回は、満島ひかりさんと山下智久さんがゲストでしたが、雰囲気はいかがでしたか?

石橋:山下くんは、出場した皆さんのことをすごく褒めてくれて。あんなにかっこいい男なのに、お笑いが分かっている(笑)。ありゃモテるわ。しゃべりながら「抱かれちゃおうかな?」って思ったもの。

山崎:満島ひかりちゃんもかわいくって、ニコニコと番組を盛り上げてくれるし。

柴田:本当にいい雰囲気でした。誰も知らないようなモノマネを見て笑ってくれるんですよ。僕は感動しました。

本当に“伝わらないモノマネ”はいいですよね。伝わらなくても笑ってくれるんだから。

――改めて、番組として優勝者を決める審査基準を教えてください。

石橋:最終的には、事務所からお金を…。

柴田:ないですから!信じちゃうでしょ(笑)。

山崎:厳正にみんなで意見を出し合いながら決めています!“面白さ”も“伝わらなさ”も大事ですから。

一同:(笑)

山崎:お金じゃないですから。びっくりしちゃいますよ(笑)。

――年末の放送に向けての意気込みはありますか?

石橋:パリ五輪のネタはあるでしょうね。

山崎:“伝わらない”に出たいメンバーたちは、ずーっとテレビでパリ五輪を見るでしょうね。

石橋:どれだけメダルラッシュになるか。視聴者の皆さんにどういった印象が残ったかで、ネタが決まってくるでしょうね。

山崎:パリ五輪を「これは年末でやるネタなのか?」と、そういった目線でも楽しめますから。

石橋:これだけは言おうと思って考えていたんですけど…。僕は新聞を2紙とっていて、週末に1週間のテレビ視聴率ベスト20が載っているんです。

この何ヵ月、フジテレビの番組がベスト20に入ってないんだよ。旧フジテレビっ子としては、「何をしてんだ、フジテレビ!」と。

なので、この番組は絶対にベスト10に入れてやろうと思っているんです。それは、とんねるずの意地と言いますか、『とんねるずのみなさんのおかげです』のスタッフの意地と言いますか…。

今回の収録でも、もうカメラマンをやらなくてもいい地位のやつが現場に来てくれたり、セットを組んでくれたり、旧『みなさんのおかげです』のスタッフがたくさんいる。

この番組をやるにあたって、視聴率が高いとみんな喜んでくれる。それはスタッフの意地だし、とんねるずの意地なんです。

だから絶対にベスト10に入れます。それで、来年から少しギャラを上げてくんねえかな(笑)。

柴田:(お金に)困ってないでしょ!?

山崎:タカさんのギャラが上がると、我々が下がる可能性があるから(笑)。

石橋:駐車場代が3300円も上がっちゃうのよ(笑)。

――ズバリ視聴率は何%ほしいですか?

石橋:(視聴率ランキング)ベスト10に入れて、個人視聴率もガッツリとって、「だから俺たちにやらせろよ!」って感じ。

フジテレビは元気がないのよ。でも、(フジテレビの)港浩一社長からパンの差し入れをいただいたときに、「絶対に(視聴率)ベスト10入りさせますから」と言ったら「とるぞ貴明!」って言ってくれました(笑)。

――石橋さんが感じる、今と昔のフジテレビの違いを教えてください。

石橋:言っちゃおうかな。悪口になっちゃうかな。

山崎:あらららら(笑)。

石橋:とにかくフジテレビはお祭りごとが得意な局だった。ただ、最近はお祭りごとをお祭りごとにできなくなってきているんです。

昔は“豚もおだてりゃ木に登る”という感じでやっていたのに、今は豚がいない!

だから、不適切時代の代表・石橋貴明が、「テレビとはこうだ!」と、今のフジテレビの人たちに見せつけてやろうとしています。

山崎:今回の“伝わらない”で、“ああいうタイトル”のネタをやる人が3位になるのが、フジテレビなんだから(笑)。

柴田:そうじゃなきゃダメですよ。

山崎:この番組は元気です(笑)。

――最後に視聴者にメッセージをお願いします。

石橋:ガタガタ言わずに見やがれ!

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