【阪神】岡田監督 リーグ戦再開へナインの奮起を促す「一つ一つ、貯金の積み重ねやろ」

練習を見守る阪神・岡田監督

阪神は20日、甲子園全体練習を行った。練習後、報道陣の取材に応じた岡田監督は、21日のDeNA戦(甲子園)から再開するレギュラーシーズンに向け、「今までの継続してやれ言うんやったら簡単やけど、今まで通りやったらアカンわけやんか」と危機感を募らせた。

交流戦を7勝11敗で終え、チーム打率は2割2分とリーグワーストに沈む。投手陣が奮闘しているだけに、リーグ戦での虎打線復活が急務だ。「普通にできるかどうかやん。やろうとしてもできへんかったわけやろ、やろうとしてることは皆わかってるけど。それができてへんかったから個人の数字もこんなんでおるわけやからな」(岡田監督)。

さらに、日本一に輝いた昨季はリーグトップの494四球&79盗塁を記録したが、今季は211四球&リーグワーストの21盗塁にとどまる。指揮官は「去年もめちゃくちゃチーム状況よくて勝ったわけじゃないやんか。でも、それはオマエ、フォアボールにしろ、ランナー進めるとか当たり前に次の塁に行くとかさ。そういうことができてるからいい結果にでるわけで。打てるチームじゃないやんか」と語気を強めた。

それでも、首位・広島とゲーム差2・5で2位につける岡田虎。岡田監督は「相手も勝っていったらそんな上立たれへんし。一つ一つ、貯金の積み重ねやろ」と冷静に語りつつ「区切りとしてオールスターまででな、ある程度皆が去年に近いぐらいの役割ができるかどうかやろな」とナインの奮起を促していた。

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