農業ビジネス収益化へ トヨタグループ モノづくり技術で課題解決

豊田合成は今月から屋外にハウスを設置し、イチゴ栽培を始める

 トヨタグループ各社が取り組む農業ビジネスが、収益化に向けて着実に歩みを進めている。豊田合成は、二酸化炭素(CO2)を排出しないイチゴの栽培技術について、今月から屋外での本格的な実証を開始。デンソーはソフトウエア技術を生かした収穫ロボットの販売を欧州で始めた。日本の農業は高齢化や人手不足を背景に、耕作放棄地が増加するなど課題が山積している。モノづくりで培った生産技術や開発力を生かし、農業の課題解決を目指す。

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