加藤諒「科捜研の女」新レギュラー決定 専属会計係が16年ぶり登場、鈴木福は新人警官役でゲスト出演

左から新レギュラーの加藤諒、主演の沢口靖子、シーズンゲストの鈴木福 - (c) tv asahi All Rights Reserved.

俳優の加藤諒が、沢口靖子主演の人気ミステリーシリーズ最新作「科捜研の女 season24」(テレビ朝日系・7月3日よる9時スタート)の新レギュラーに決定した。科捜研の会計係・加瀬淳平役として仲間入りを果たす。あわせて、鈴木福がシーズンゲストとして出演することも明らかになった。

1999年にスタートした「科捜研の女」は、京都府警科学捜査研究所(科捜研)の法医研究員・榊マリコ(沢口)ら個性あふれる研究員たちが、科学捜査で難事件に挑むサスペンス。現行の連続ドラマ最多シリーズ記録を更新し続けており、25周年の節目に開幕する新シーズンは、「原点回帰」をキーワードに、年々高度化してきた科学捜査の技術や仕組みをわかりやすく伝えていく。

加藤ふんする加瀬は、科捜研の仕事に興味津々な会計係。「え! それってなんですか?」「そんなことできるんですか?」と科学捜査に素朴な疑問を抱いては、視聴者と同じ視点でマリコを質問攻めに。番組のアイデンティティーである、科学捜査の面白みをより際立たせる役割を果たしていく。かつて科捜研には、事務員兼会計係・小向光子(深浦加奈子])が常駐していた時期(2001~2008)があり、専属会計係の登場はおよそ16年ぶりとなる。

加藤は「歴史ある作品の一員になれることのうれしさと共に、科捜研の皆様が今まで積み上げてきたものを自分が入ることで壊してしまわないか、専門用語ちゃんと言えるのかと不安に押し潰されそうになりました」と新レギュラーとしてのプレッシャーを告白する。

担当する加瀬について、「科捜研の会話に入っては疑問を投げかけます。でも、それは捜査の邪魔をするわけではなく、純粋に気になったら聞かないとダメなタイプなんです」と説明すると、「なので、彼のピュアな部分を意識して演じるようにしています。科捜研の邪魔になりそうな加瀬くんですが、どこか憎めない、攻められない感じが魅力だと思います」と語った。

フレッシュな二人が新シーズンを盛り上げる! - (c) tv asahi All Rights Reserved.

また、17日に20歳を迎えたばかりの鈴木は、新人警察官・新開颯太として初回2時間スペシャルに登場。マリコたちは、京都を揺るがす無差別大量殺傷事件に挑むことになり、颯太はその最初の現場に真っ先に駆けつける。ところがその後、颯太と被害者の男性との間には過去に“確執”があったことが明らかになる。

沢口とは時代劇ドラマ「小吉の女房」(NHK)で共演経験がある鈴木は「以前、母と子として共演した沢口さんとの再共演も、とてもうれしかったです。沢口さんはやさしく、大学の話や同時期にやっていた舞台の話などを聞いてくださいました」と再会に大感激のコメント。

制服警官役は、本作が初挑戦。鈴木は「初々しさもありながら、責任感の強い役でした。警察官の役はやったことがありますが、制服は初めてだったので、うれしかったです」と振り返ると、「『科捜研の女』25周年という節目に参加できて、うれしく思っています。“原点回帰”がテーマといわれる中で、『科捜研の女』らしさと、新人警官ならではのフレッシュさを感じてもらえたらうれしいです!」とアピールした。なお、鈴木演じる颯太は初回2時間スペシャル以降も「season24」のどこかで登場する予定だ。(編集部・倉本拓弥)

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