面接官に「お忙しいのですか?」と聞いたら「見ればわかるでしょ」と返され、言葉を失った男性

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採用面接で、面接官に失礼な態度をとられたと訴える人は多い。千葉県の50代前半の男性(事務・管理/年収350万円)は、「東京でもっとも有名な駅地下の大手とんかつチェーン店のアルバイト面接」を振り返った。「十数年前」の出来事なのだそうで、当時の不満を赤裸々に明かした。(文:長田コウ)

「若い店長との客席での面接中、始めから終わりまでズーと別の仕事をしながらでした。その仕事とは、発注伝票整理。常に手元を見ながらの質問でした」

求人情報と勤務地が違う!「実際は数駅離れた工場だと説明してきました」

店長は男性に「一生懸命やってもらうよ」と言ったというが、作業しながら手元を見ながらの発言は心に響かなかっただろう。男性が、「皮肉交じりに『お忙しいのですか?』」と聞くと、「見ればわかるでしょ」と一言。これに対し、さすがの男性も限界を迎えたようだ。

「失礼を通り越して、あ然としました。前代未聞、最初で最後の体験でした」

千葉県の40代前半の男性(サービス・販売・外食/年収250万円)も、「洋菓子店のバイト面接」で散々な思いをしたそう。担当の面接官は「50代くらいの男性」で、面接が始まるなり、衝撃的な言葉を告げてきたのだった。

「求人サイトでの募集内容では面接地での品出し販売だったのですが、実際は数駅離れた工場だと説明してきました」

すかさず男性は「募集要項と違う」と主張したそうだが、面接官は「いやあ絶対間違ってませんよぉ」の一点張り。しかも、「ナメた口調」だというから余計許せなかっただろう。

納得できなかった男性は帰宅後、求人サイトの内容を「メールに添付し送った」が、返信は「簡潔な謝罪文」だけ。後日「不採用メール」が届いたという。かなり印象に残る面接だったようで、こう胸の内を明かした。

「千葉県を中心に展開する店ですが、店の前を通る度に嫌な気持ちになります」

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