お弁当に入れてはいけない『食べ物』5選…向いていない理由や暖かい季節における悪影響とは?

お弁当は細菌が繁殖しやすい

お弁当は、細菌が繁殖しやすい面を持っています。

  • 作ってしばらく時間が経過しているため
  • 細菌が繁殖しやすい温度で管理することが多いため…25~37度前後
  • 直接手で触ってしまい、おかずなどに雑菌が付着してしまう機会が多いため

お弁当で細菌が繁殖し、それに気が付かないままお弁当を食べてしまうと、食中毒になる恐れがあります。

お弁当に入れてはいけない『食べ物』5選

お弁当が原因で食中毒にならないためには、食中毒を起こしやすい食材をお弁当に入れないよう心がけましょう。

1.へた付きのミニトマト

ミニトマトをお弁当に入れることは多くありますが、へたがついていた方がかわいいし見栄えがするからと、そのままにしてしまうのはNG。ミニトマトのへたと実の間から細菌が繁殖することがあります。ミニトマトを入れるときは、へたを取りましょう。

2.半熟の卵

半熟の卵は、トロトロの黄身の部分で菌が繁殖しやすいです。煮卵であっても、固ゆでではないものをお弁当に入れるのはNG。

3.加熱せず入れた加工品

加工せずにお弁当に入れられる食材は、主に以下のものがあります。

  • ハム
  • ちくわ
  • カニカマ
  • 魚肉ソーセージなど

それぞれ飾り切りなどのアレンジが豊富な食材ですが、切ってそのまま入れてしまうと食中毒になるリスクが高まるので注意しましょう。

4.水分が多いもの

水分が多いものをお弁当に入れてしまうと、食材から出た水分と食材そのものをエサにして細菌が繫殖してしまいます。

  • フルーツ
  • 生野菜
  • 煮物類
  • 野菜の炒めものなど

フルーツはデザートとして非常に人気が高い一方で、やはり劣化が不安視されやすいです。夏場は水が出やすい食材を極力お弁当に入れないよう、心がけましょう。

5.一度口をつけたり、素手で触ったもの

一度口をつけたり、素手で触れた食材は、口内細菌や手に付着している細菌が食材に付着してしまうため、劣化しやすくなります。

昨晩の残りをお弁当に入れようと思っているのであれば、夕食を食べる前に別個にお弁当用として取り置きしておき、お弁当に詰めるときは菜箸を使って詰めましょう。菜箸だけでは入りきれないときは、使い捨てのビニール手袋などを使うと便利です。

お弁当が季節によって受ける悪影響とは

季節のよってお弁当は影響を受けやすく、とりわけ春以降の梅雨から夏の終わりの時期までは、お弁当が劣化しやすくなります。

  • 高温多湿状態になりやすい
  • 直射日光を浴びたとき、お弁当内が高温状態になりやすい

高温多湿の状態になってしまうと、夏以外の季節であってもお弁当が劣化してしまいます。夏場であればできるだけお弁当を保冷剤などを使って冷たい状態にしておき、冬場は直射日光を避けて保存しましょう。

まとめ

お弁当は、劣化しやすい面を持っています。お弁当を詰める前の段階で、細菌が繁殖しやすい環境を作らないよう注意し、劣化しにくい食材を詰めるよう心がけましょう。

© 株式会社シュフーズ