[ニューヨーク 20日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが対円で7週間ぶりの高値を付けた。ポンドとユーロも下落した。米経済に鈍化の兆候が見られる中、市場では連邦準備理事会(FRB)による年内利下げを後押しするさらなるデータに注目が集まる。
ドル/円は0.51%高の158.89円。政府・日銀がドル売り/円買い介入に踏み切った4月下旬の水準に近づく中、警戒感が一段と高まっている。
主要通貨に対するドル指数は0.4%高の105.61。円に加え、ユーロとポンドも下落したことがドル指数を押し上げた。
ユーロ/ドルは0.34%安の1.0708ドル。
ポンド/ドルも0.42%下落して1.2667ドルとなった。
イングランド銀行(中央銀行)は20日、7月初めに選挙を控える中、政策金利を7会合連続で16年ぶり高水準の5.25%に据え置いた。
スイス国立銀行(中央銀行)は政策金利を1.50%から0.25%ポイント引き下げ1.25%とすると発表。これを受けてスイスフランも下落。ドルはスイスフランに対して0.7%上昇して0.8909フランとなった。
暗号資産(仮想通貨)のビットコインは約0.4%高の6万5105ドル。
ドル/円 NY終値 158.90/158.93
始値 158.40
高値 158.94
安値 158.26
ユーロ/ドル NY終値 1.0700/1.0704
始値 1.0728
高値 1.0731
安値 1.0703