元JリーグMVP助っ人が「癌を患った」…4か月前に移植手術、闘病生活を経て「私は元気です」

かつて柏、名古屋、横浜FCでプレーをしたレアンドロ・ドミンゲス【写真:Getty Images】

元柏レアンドロ・ドミンゲスが近況報告「順調に回復しています」

J1柏レイソルなどで活躍し、2011年にJリーグMVPに輝いたブラジル人FWレアンドロ・ドミンゲスが母国メディア上で闘病生活を送っていた事実を明かした。2年前に癌を患い、4か月前に移植手術を実施。40歳のブラジル人アタッカーは、「ありがたいことに、私は元気です」と近況を語っている。

2010年に初来日したL・ドミンゲスは、3つのJクラブ(柏、名古屋グランパス、横浜FC)でプレー。柏時代には抜群の攻撃力を発揮し、加入初年度の10年にJ2優勝と昇格に貢献すると、翌年のJ1でも圧倒的な活躍を見せ、柏のリーグ史上初となる昇格1年目でのJ1優勝の原動力に。この年のMVP、ベスト11に選出された。

20年シーズンをもって横浜FC退団後、母国へ帰国していたL・ドミンゲスについて、現地メディア上ではこのほど、重篤な状態での入院が報じられていた。しかしこの報道は憶測にすぎなかったようで本人がこれを否定。同国メディア「ibahia」は選手本人のコメントを取り上げ、近況を伝えている。

L・ドミンゲスは「残念ながら、2022年に癌を患った」と明かした一方、現在は健康状態にあると明言。「今は家にいます。4か月前に移植手術を受け、ありがたいことに、私は元気です。化学療法を受けて効果があり、完全に治ったわけではありませんが、順調に回復しています」と19日に公開された音声で伝えられたといい、ファンを一安心させた。(FOOTBALL ZONE編集部)

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