海斗(赤楚衛二)と郁弥(錦戸亮)が共闘し諸悪の根源を追い詰める!そして生まれる新たな野望<『Re:リベンジ』最終話完全版>

『Re:リベンジ-欲望の果てに-』最終話あらすじ完全版

天堂記念病院の理事会で、天堂海斗(赤楚衛二)は窮地に立たされる。

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朝比奈陽月(芳根京子)と、医師・若林雄介(橋本淳)が現れ、陽月の妹・美咲(白山乃愛)の死は医療ミスが原因だったこと、海斗の指示でそれを隠蔽したことを証言したのだ。

会長である天堂皇一郎(笹野高史)に促され、海斗は全てを認めて謝罪した。

皇一郎は海斗を病院から追放すると告げる一方、病院の職員や患者のためにもこの問題の扱いは慎重に検討したいと話し、遺族である陽月もそれを了承する。

証拠の削除は海斗の一存だったのか…?

これで解決したかに見えたその時、医師・大友郁弥(錦戸亮)が、証拠である美咲のレントゲン写真を削除したのは自分の判断だったのかと海斗に質問する。

海斗は、皇一郎の視線を感じながらも「会長の指示です」とはっきり答えた。

それでも一切の非を認めない皇一郎。海斗は態度を変え、郁弥とともに皇一郎への追及を始める。

数日前、自分の罪を抱えきれなくなった海斗は、父・智信(光石研)の墓前で秘書・高村実(利重剛)に全てを打ち明けた。

「諸悪の根源を取り除かない限り、悲劇はまた繰り返されます」という高村の言葉に、海斗はこの理事会で全ての罪を認め、皇一郎もろとも病院を去る決意を固める。

そして郁弥に、会長を追放するために力を貸してほしいと頭を下げていた。

紗耶の死の真相も明らかに!犯人は…?

海斗と郁弥は、記者・木下紗耶(見上愛)の死についても皇一郎を問い詰める。

その死は自殺として処理されたが、現場近くに止められていた車のドライブレコーダーには皇一郎の秘書・永田綾乃(中島亜梨沙)の姿が映っていた。

紗耶の殺害を認めるが、犯行は皇一郎の指示ではなく独断だったと言い張る永田。そして自ら警察へと向かった。

皇一郎は郁弥に「逆恨みもここまで来ると見事だな、大友薫の息子よ」とささやく。顔色が変わり、皇一郎の胸ぐらを掴む郁弥。

海斗は陽月に、郁弥の生い立ちについて話をする。天堂記念病院で手術を受けた母・薫が亡くなり、天堂家を恨んだ郁弥はこの病院を乗っ取ろうとしていた。

海斗はそれを阻止するために病院に戻ったが、いつしか自分を見失い、過ちを犯してしまったと言う。心から謝罪する海斗に、陽月は「これからも美咲に会いに来てあげて」と言い、海斗は涙が止まらない。

皇一郎が倒れる!郁弥が執刀を願い出る

そんな時、皇一郎は発作を起こし倒れる。郁弥は海斗に皇一郎の手術を担当させてほしいと願い出た。

皇一郎を手術中に亡きものにしようとしている郁弥を見て、なぜそこまで皇一郎を憎むのかと尋ねる海斗。郁弥は真実を語り出す。

智信の力添えで天堂記念病院の医師となった郁弥は、この病院で亡くなった薫のカルテを調べる。その病気はステージ1の胃がんで、術式もごく一般的なものだった。

医療ミスを疑う郁弥は、病床に伏す智信に真相を尋ねる。智信は、執刀医である皇一郎のミスにより薫が命を落としたこと、皇一郎がカルテを改ざんし、執刀医を智信の名前に書き換えたことを話した。

そして、なぜそんな指示に従ったのかと問い詰められた智信は、息子が生まれたばかりで家族を守れなくなることが怖かった、だが後悔しない日はないと、涙ながらに謝罪した。

目を覚ました皇一郎は、郁弥に拘束されていた。

手術中の殺害をほのめかしながら、その準備を進める郁弥。麻酔を投与されそうになった皇一郎は、薫の医療ミスも、紗耶の殺害を永田に命じたこともようやく認める。

それを聞き終え、郁弥は麻酔を投与。そして皇一郎の手術が行われた。

皇一郎の運命は…?海斗は会見に登壇する

皇一郎は病室で目を覚ます。郁弥は通常通り手術を行っていた。

安堵する皇一郎の前に、郁弥は一冊の雑誌を渡す。そこには医療ミスと隠ぺい、そして紗耶の死についても克明に記されていた。

その記事は紗耶が遺した書きかけの原稿を、海斗が引き継いで完成させたものだった。

「何を証拠にこんな記事を」と怒る皇一郎に、郁弥は手術前のやり取りを記録したボイスレコーダーを再生する。

郁弥がテレビをつけると、海斗が会見を行っていた。

海斗は全ての不祥事は事実であり、その責任は自身と皇一郎にあると話したうえで、自身の辞職とともに皇一郎の解任も発表。

さらに、今年中に天堂記念病院は解散すると話す海斗。激怒する皇一郎に、郁弥は「終わったんですよ、あなたは」と言い放ち、病室を後にした。

それぞれに過ごす半年後に衝撃の事実

会見を終えた海斗は陽月と話をする。2人はそれぞれの今後について語り、お互い頑張ろう、と握手を交わして別れる。

理事長室にいる海斗の元を、郁弥が訪ねてきた。

自分が理事長の座を目指したのは、子どもの頃にその椅子に座れる海斗が羨ましかったからだと話す郁弥。小児心臓外科の専門医として別の病院でやり直すと話し、海斗に病院の継承先のリストを渡す郁弥に、海斗は感謝の気持ちを伝えた。

それから半年。海斗は元の出版社に戻り、現場で奮闘。陽月は新たな病院で看護師として働いていた。

そして郁弥は、新体制となった病院で理事長の椅子に座り、ほくそ笑む。その事実を知った海斗の目には、新たな野望が宿っていた…。

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