成田のホテルでコカイン中毒 容体悪化した男性放置、死亡させた疑い 男3人を再逮捕 死亡男性は体内に麻薬を隠して運ぶ役か 千葉県警

千葉県警本部

 昨年7月に成田市のホテルの客室で茨城県筑西市の男性(24)=当時=が遺体で見つかった事件で、千葉県警は20日、保護責任者遺棄致死の疑いで住所不定、職業不詳の男(34)、千葉市花見川区、風俗店従業員の男(33)、東京都墨田区、荷物配達員の男(24)を再逮捕した。

 3人の再逮捕容疑は昨年6月28日、同ホテルで、男性の容態が悪化した状況を認識しながら、生存に必要な処置を取らずに放置し、コカイン中毒で死なせた疑い。

 県警薬物銃器対策課は、捜査に支障があるとして認否を明らかにしていない。3人はコカインなどを米国から密輸した容疑で逮捕、起訴されている。

 同課によると、男性はコカインなどを包んで飲み込んでおり、胃から約250グラムのコカインと約10グラムの大麻が検出された。同課は、男性が体内に麻薬を隠して運ぶ役で、容疑者らの知人だったとみている。(本紙・千葉日報オンラインでは実名)

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