米自動車ソフトCDKに2日連続サイバー攻撃、全米ディーラーに影響

Nora Eckert

[20日 ロイター] - 自動車ディーラーやメーカーにソフトウエアを提供する米CDKグローバルは20日、19日に続き2度目のサイバー攻撃を受けた。影響は全米の自動車ディーラーに及んでいる。

CDKはロイターに対し、19日にもサイバー攻撃に見舞われ、システム大半を停止したが、ディーラーができるだけ早く通常業務に戻れるようサービス再開に取り組んでいるところだと述べた。

ドイツ自動車大手BMW北米部門の広報担当はロイターに対し、BMWグループの一部のディーラーを含む米国とカナダ全土のディーラーに影響が出ていると語った。

CDKは影響を受けたディーラーの数は明らかにしていないが、同社ウェブサイトによると、同社は北米で1万5000超の小売店と取引がある。

あるディーラーは、CDKから受け取った書簡で、システムの再稼働にはあと数日かかると通知されたと述べた。

全米自動車ディーラー協会(NADA)は、ディーラーは顧客情報の保護に全力を注いでおり、適切な対応ができるようCDKからサイバー攻撃の内容と範囲を特定するために情報を求めていると表明した。

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