計1170万円の投資詐欺被害、四日市の男性2人 三重

 【四日市】三重県警四日市北署は19日、四日市市の30代男性と50代男性がSNS(交流サイト)を通じて知り合った人物に、投資名目で現金や暗号資産計約1170万円分をだまし取られたと発表した。詐欺事件として捜査している。

 同署によると、30代男性は先月末ごろ、X(旧ツイッター)のダイレクトメッセージを通じて知り合った人物にLINE(ライン)で暗号資産への投資や投資アプリの使用を勧められ、暗号資産約60万円分を購入した。

 男性は今月1日、別の暗号資産への投資を名目に、購入した暗号資産を指定されたサイトで送金。アプリに表示された利益を信じ、15日までに投資や税金などの名目でさらに計約840万円分を送金した。現金化できず、同署に相談した。

 50代の男性は昨年3月、ラインで連絡を取り合うようになった人物らにFX(外国為替証拠金取引)での投資を勧められた。男性は同年8月―先月、約270万円を指定された口座に振り込み、だまし取られた。同署に相談して発覚した。

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