「単純に凌駕された」イタリア指揮官が敗戦の弁、スペインの鋭さに圧倒された90分間

イタリア代表のルチアーノ・スパレッティ監督[写真:Getty Images]

イタリア代表のルチアーノ・スパレッティ監督がスペイン代表戦を振り返った。『フットボール・イタリア』が伝える。

イタリア代表は20日、ユーロ2024グループB第2節でスペイン代表に0-1と敗戦。終始ゲームを支配され、DFリッカルド・カラフィオーリのオウンゴールが勝敗を分けた。

90分間を通じて枠内シュートは0。試合後、スパレッティ監督も肩を落とす。

「頭からスペインが我々より鋭く、同じテンポでの対応を迫られた。スペインが速攻を仕掛けるなら、対応は2倍難しくなる。単純に、プレー選択、プレッシング、連携面で凌駕された」

「足は動かず、パスの距離感も適切ではなかった。メンテリティだけで乗り切れる試合ではなかったということだ。ボールを奪ってもすぐ失えば意味がない…少し論理に欠けた試合をしてしまった」

また、スペイン代表が心身ともに充実した状態であると指摘する。

「肉体のリアクションがとにかく鋭い。我々もメンタリティは良い状態だったが、ただでさえ上手くボールを扱えて良いサッカーをするチーム(スペイン)が、非常に鋭いリアクションを見せていた。これは我々に問題を起こさせた」

スペイン代表はB組通過が決定。イタリア代表はクロアチア代表との第3節で、引き分け以上でグループ2位を確保することになる。

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