「盛土監視員」配置へ 福島県内への大量の土砂の運び込み問題受け

福島県の県南地区を中心とした盛土の問題を受け、福島県は9月から、盛土の監視を専門に行う職員を県内各地に配置する方針。

県南地区を中心に大量の土砂が運び込まれた問題を受けては、県は中核市を除く56市町村について、9月末までに「盛土規制法」に基づく規制区域を設定する方針で、一部の市町村では先行して規制を開始している。

この法律に基づき、違法行為などを発見するための専門の職員として、県は9月から「盛土監視員」を県内の建設事務所に配置する考えを示した。
監視員は、パトロールなどを行って違法行為などを察知し、行政指導や命令につなげるための業務に従事することになる。

盛土規制法では、3千平方メートル以上の盛土は知事の事前許可が必要になり、違反すると最大で3年以下の懲役または1000万円以下の罰金、法人の場合には3億円以下の罰金が科される。

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