中国景徳鎮で明清時代の最大まき窯・徐家窯が復活

江西省に位置する「磁器の都」景徳鎮にある陶陽里歴史文化旅遊区の徐家窯が18日、点火されて稼働しました。

中国南東部の江西省に位置する「磁器の都」景徳鎮にある陶陽里歴史文化旅遊区の徐家窯が18日、点火されて稼働しました。

徐家窯は明朝末期に建設され、2013年に「明清時代の窯群遺跡」として国家陶磁器無形遺産保護プロジェクトに登録され、現時点で景徳鎮に残る最も完全で、最も古く、最大のまき窯遺跡であり、世界に現存する最大のまき窯でもあります。

景徳鎮は中国の「千年磁器の都」であり、2000年以上の製陶史、1000年以上の官窯(宮廷で用いる陶磁器を製造した国の陶窯)の歴史、600年以上の御窯(国に指定された窯)の歴史持ち、景徳鎮だけで中国陶磁器の歴史の半分を代表すると言えます。

旧市街にある陶陽里は景徳鎮の磁器産業の中心地であり、明清時代に手作りの磁器技術は頂点に達していました。景徳鎮の磁器は、玉(ぎょく)のように白く、鏡のように明るく、紙のように薄く、磬(けい、鉢の形をした銅製打楽器)のように響きます。北京にある故宮博物院(別称:紫禁城)が現在収蔵する磁器の95%がここで作られました。陶陽里の歴史文化エリアには景徳鎮の最も豊富な歴史と文化情報が残されており、景徳鎮の陶磁器文化の証人であり、景徳鎮の「生きた化石」とも呼ばれています。(提供/CRI)

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