騒いでもOK 親子連れで楽しめる図書館 

図書館というと静かに本読む場所ですが、それだけに子供を連れて行きづらいという方もいるかもしれません。そんなイメージを一変させようと取り組んでいる図書館が空知の奈井江町にあります。
奈井江町図書館では毎月第四土曜日をキッズデーにしています。キッズデーは、「図書館にも行ってみたいけど、子どもが泣いたりしたら迷惑かけちゃうので遠慮してしまう」という意見が寄せられたことから始めました。小さな子どもが泣いたり、大声を出したり、はしゃいで多少走り回ったりしても大丈夫と呼びかけています。またキッズデーには、図書館の司書が絵本のよみきかせを行うサービスもあり、布製のお菓子の家で遊ぶこともできます。

奈井江町図書館では、キッズデー以外の日でも、さまざまな取り組みを始めていて、図書館入口前に「絵本リユース棚」を設置し、子どもが大きくなってあまり読まなくなった絵本を持参してもらい、希望する家庭で活用してもらう取り組みをしています。また町内在住の0歳時と6歳時を対象に絵本のプレゼントも始めました。
文部科学省によりますと、全国の図書館一館あたりの利用者数は、5万8000人だった2004年度をピークに減り続けています。こうした取り組みが、図書館を身近に感じてもらうきっかけになるかもしれません。

© テレビ北海道