ペイトリオッツとRBスティーブンソンが4年57億円の契約延長に合意

ニューイングランド・ペイトリオッツのラモンドレ・スティーブンソンとバッファロー・ビルズのクリスチャン・ベンフォード【AP Photo/Greg M. Coope】

ランニングバック(RB)ラモンドレ・スティーブンソンの言う通りだった。新しい契約は実際にもう間近に迫っていたのだ。

ニューイングランド・ペイトリオッツとスティーブンソンが、1,700万ドル(約27億0,191万円)の保証を含む4年3,600万ドル(約57億2,153万円)の契約延長で合意に達したと、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地20日(木)に、この契約を知る人物の話をもとに報じた。

ルーキー契約の最終年を迎えるスティーブンソンは、参加必須のミニキャンプ中に、契約について双方が “かなり近づいている”と語っていた。その10日後、契約は実現。今回の契約延長により、ペイトリオッツのトップバックであるスティーブンソンは2028年シーズン末まで契約下に置かれることになる。

新契約により、年平均900万ドル(約14億3,038万円)を稼ぐことになったスティーブンソンは、ランニングバックの中で7番目の高給取りとなり、ジョー・ミクソン(987万5千ドル/約15億6,944万円)と、デリック・ヘンリーおよびディアンドレ・スイフト(800万ドル/約12億7,145万円)の間に入る形となった。

ラポポートによると、今回の契約には800万ドル(約12億7,145万円)の契約ボーナスが含まれており、2025年からはスティーブンソンが1,400ヤード以上を記録したかどうか、また、プロボウルやオールプロに選出されたかに基づいて、最大で1,200万ドル(約19億0,675万円)のインセンティブが支払われるという。2025年から2028年にかけて、スティーブンソンは1,400ヤード、1,500ヤード、1,600ヤードに到達するごとに60万ドル(約9,533万円)を獲得でき、さらにプロボウル選出およびオールプロのファーストチームまたはセカンドチームに選出されると追加で60万ドルを得られる。これらの条件をすべて満たした場合、契約は最大で4,800万ドル(約76億2,835万円)に達する。

スティーブンソンは2022年に大活躍し、1,040ランヤードと421レシーブヤードをマーク。新契約のインセンティブを考えると、この1,461スクリメージヤードは注目に値する。2023年はケガに悩まされ、12試合で857スクリメージヤードにとどまったが、ペイトリオッツは主力ランニングバックであるスティーブンソンの復調に賭けている。

26歳のスティーブンソンはペイトリオッツのバックフィールドの主力選手として、アントニオ・ギブソンとともにパスキャッチの脅威となる。また、ケビン・ハリス、ジャマイカル・ハスティー、ドラフト外フリーエージェント(FA)のルーキーであるデショーン・フェンウィックおよびテレル・ジェニングスはバックアップポジションを争うことになるだろう。

スティーブンソンはランナーとしてもレシーバーとしても優れた能力を持ち、すべてのダウンで活躍できる武器となる。2024年のペイトリオッツ攻撃陣の実力 を考えると、健康状態を維持できれば、スティーブンソンがボールに触れる機会は増えるだろう。

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